この本を読んでいました。男性の僕から見ると島本理生さんは「煮え切らない女性の心理」を描くのが得意なようで、読んでいるとたまにイラっと来る場合がありますが、この「Red」はなかなか興味深く読めました。
セックスの時に女性がどう感じるか、感情面も含めて体感というか、それがすごく新鮮というか面白かったです。こういった感覚・感触というのは、男性作家では絶対に書けない、死んでも書けないでしょう。
もしも自分が女性だったら、オチンチンを突っ込まれると、一体どんな風に感じるのかって疑問に思ったことはありますが、それを書き表せる作家というのに初めて出会ったように思います。