超、久しぶりの投稿です(笑)
映画が公開されたときに見逃してしまったのですが、Netflixに載ってきたので観てみました。
色々な女性が出てきますが、もう少し数を絞って、その女性の心理描写をもっと深くして欲しかったかな。それにもう少し”普通”の女性を多くして欲しかった。普通の女性にとっての性の大切さという視点があまりありませんでした。
セックス描写は映画としてはすごく頑張ったと言えます。が、やり方は上手いとは言えません。とくに手マンのやり方がひどいです。セックスしてるときの女性の美しさというのも描き切れていないです。もとの小説の問題かもしれません。AVと大きく違わないのは残念でした。
男性同士の絡みは、映画としては時間の無駄で、なくて良かったです。
この映画で一番良かったのは、主演の松坂桃李君の好演でしょうね。主人公のキャラにピッタリで、少し暗い雰囲気や戸惑う様子がとても上手に出ています。この映画の価値はそこにありそうです。
元の小説を読んでないので分からないのですが、主人公の母親も娼婦だったというのはバカげています。つまり、こういった性の世界が、一般人とかけ離れて、別の世界のものだという印を押されたような気がしました。